「30代で転職って難しいんじゃないの?」
「このままで良いのか不安」
上記のような疑問をいただいている方も多いのではないでしょうか。
転職は考えたことがあるけど、なかなか1歩踏み出せない。
そんな方のために今回は筆者Maiが実際に30代で転職を成功させた体験をもとに
本当に30代で転職するのは難しいのか?転職を考えたら何をするべきなのか?
についてご紹介していきます。
本記事を読むだけで30代で転職を成功させるためのヒントが得られます。
30代で転職はできる!
転職してどうなりたいのかを明確にする
実績は数字で語る
転職市場の状況を見ながら活動を続けることが大切
目次
30代で転職しようと思ったきっかけ
わたしが転職しようと思った1番の理由はずばり「もっとヲタ活がしたい」です。笑
K-POPのあるアイドルグループ(というかもはや事務所まるごと)を推していて、ライブがあれば日本だけでなく韓国、世界まで追いかけているいわゆるヲタク女子なわたし。
なのに仕事は土日がお休みの仕事ではなく時間帯も不規則、毎回ライブがある度にお休みが取れるかどうかを気にして気が気じゃない生活。
「ヲタ活のために働いているようなものなのに、行きたいライブに行けないんて!」
その思いが日に日に強くなってモヤモヤが続くようになりました。
モヤモヤに加えて、30代になったことで転機が訪れます。
時間帯が不規則なことで一時期体調を崩し、「このままこの仕事続けられないんじゃ?」と仕事を続けていくイメージが持てなくなってしまいました。
このとき31歳、転職を決意します。
転職する!って決めた後にまずはじめたこと
転職するぞ!と決意したものの30代で転職するって大丈夫かな…という不安もよぎります。
ですが決めたからには前進あるのみ!
ヲタ活で鍛えた持ち前のフットワークでさっそく転職エージェントに登録。
早速転職エージェントの方との面談がセットされました。
この時点で土日休みの仕事につきたいしか希望がなく、履歴書や職務経歴書も今の会社へ入社するときに準備したものしかない。
まさにふんわり女子の典型。
面談でもあまり具体的なイメージを話すことができず、担当の方にはたくさんサポートいただきました(汗)。
それでもとにかくライフスタイルを変えたい!その一心でなんとか職務経歴書を仕上げて企業に応募を始めます。
自分には何もない!?自信喪失の暗黒期
応募を始めてみましたが、書類落ちの連続。
こんなに落ちるのかってくらい落ちました。
「書類で落ちることも多いので、気になるところはどんどん応募してきましょう」と転職エージェントの方には言われていましたが、面接にも進めない状態が続くと正直モチベーション低下とともに自信も失っていきます。
応募を始めて1ヶ月、2ヶ月と経つのにひとつも選考に進めない状態。
自分には何もスキルがないんじゃないか…
30代で転職ってやっぱり無理なのか…
いつもポジティブが売りのわたしでさえ心が折れかけ(涙)
この状態で落ち続けるのはメンタル的によくないと判断、ここで一旦転職活動をお休みして自分を見つめなおすことにしました。
自分を見つめなおす、30代で転職するための準備
お恥ずかしい話ですが、「もっとヲタ活がしたい」以外に何も考えずに転職していたわたし。
そんな理由では受からるわけないよな、とようやくここで思い直します。
そこで改めて自分のスキルの棚卸しをしてみることに。
スキルの棚卸しというと一見難しそうですが、以下のことを考えてみます。
- なぜ転職したいのか
- 自分のできること、得意なこと
- 自分が苦手なこと
- 働き方で大事にしたいこと
わたしの場合、なぜ転職したいのかはハッキリしていましたがその他が全く考えられていませんでした(反省)。
改めてスキルの棚卸しを行ったわたしの結果がこちら
- なぜ転職したいのか→「もっとヲタ活がしたい」
- 自分のできること、得意なこと→「人と話すこと」「リサーチすること」「目標を追いかけること」
- 自分が苦手なこと→「1人で黙々と単純作業」
- 働き方で大事にしたいこと→「ワークライフバランス」「女性が長く働ける環境」
たどり着くまでに仕事が忙しくなり、なかなか動きだせず転職活動をお休みしてから約1年経っていました。
ただ、この1年間は仕事をしていても何か転職活動のときに活かせることはないか、常に考えて自分なりに職務経歴書をアップデートすることは続けていました。
ようやく見えてきた自分なりの結果をもとに応募する業界、職種を絞っていき動き出します!
1年間の見つめ直し期間を経て、再始動!
ずっと放置していた転職エージェントに連絡、再始動です。
改めて転職エージェントの方と面談をして職務経歴書を見直してもらっていた際にこんなことを言われした。
「Maiさん自分の成果を数字で説明できるようにしましょう!」
これまで自分の実績になることをそのまま書いていましたが、自分の実績は数字としてわかりやすく、目立つような表記にする方が良いそう。
そんな発想わたしにはなかったので本当に目から鱗!
見せ方って大事だなと感じた瞬間です。
職務経歴書にはただ経歴を書くのではなく、自分自身のアピールしたいこと、企業で活かせることを意識した上で変更、いよいよ応募再開します。
30代で転職するなら準備しておきたい面接対策
応募を始めましたが、今回は自分でも驚くほどスムーズ!
1年前は全く書類が通らなかったのに今回は面接に進んでいきます。
わたしは平日にもお休みがあったので、比較的面接の都合はつきやすかったです。
企業によっては夕方以降に面接を調整してくれたり、最近はオンラインでの面接も増えているので上手く調整しながら面接を進めていました。
面接を受けていく中で、30代で転職するなら準備しておきたい質問がいくつかありました。
- これからのキャリアプラン(5年後、10年後)
- ライフイベントについて
この2つはわたしが面接を受けた企業では全て聞かれました。
30代の女性はライフイベントも多く、今後どのように働いていきたいと思っているのかは企業側も知っておきたいところ。
きちんと自分でイメージした上で受け答えできるように準備はしておいた方が◎です。
ついに内定獲得!
転職活動を再開後、3社最終面接まで進み、3社全てから内定をいただくことができました。
この期間約1ヶ月です。
結果、自分の転職の軸に一番合う会社を選ぶことができました。それも自分が新卒のときには入れなかったような大企業です。
今回成功したのは、1度目の失敗があったからこその結果だったと思います。
焦って転職活動を続けるのではなく、一度立ち止まって自分を見つめ直した時間が本当に大きかったです。
今回わたしは32歳で未経験の職種に転職することになりましたが、内定をいただいた企業からはこれまでの実績と再現性を評価していただけました。
「自分は何ができるか×自分がどうなりたいか」の掛け算で可能性は広がります。
30代で転職は難しいと決めつけるのではなく、まずは自分を見つめ行動することをおすすめします!
まとめ
30代で転職はできます!
実際に筆者Maiは32歳で、未経験の職種に転職を成功させています。
前職は土日休みの仕事ではなく、趣味であり生きがいであるヲタ活を存分に満喫したい!というのが転職を決意した最初のきっかけでした。笑
もちろん私もたくさんの書類落ちを経験しましたし、決して全てがスムーズにいったわけではありません。
内定をいただいたのは最初に転職サイトに登録してから1年半後。 途中お休みしていた期間もありますが、かなりの長期戦でした。
なぜ転職したいのか、転職してどうなりたいのかをしっかり自己分析した上で粘り強く転職活動に臨めば、きっと自分にとって良い結果が得られると思います。
また実際に転職をしなくても、転職活動を通して自分の市場価値や客観的に自分のスキルを見つめ直すこともできます。
いつでも動ける準備をしておくことはとても大事なことで、準備ができている方のところにチャンスは舞い込んできます!
ひとつだけ注意したいのは転職は市場に大きく左右されるので、自分の中に常に選択肢をいくつか持った状態で行うこと。転職先が決まってから退職する方をおすすめします。
この記事が同じように転職しようか悩んでいる方へのヒントになっていれば嬉しいです。
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